ぎゅっと|画像・PDFツール

検証記事

JPEG品質100〜10を10段階で比較すると、容量と画質はどう変わる?実測検証

同じ1枚の検証画像をJPEG品質100・90・80…10の10段階で実際に書き出し、実ファイル容量・削減率・画質の変化を比較しました。数値・比較画像はすべて実測結果です。

検証概要

検証日
2026年9月13日
検証主体
ぎゅっと|画像・PDFツール
検証画像
第1弾の検証記事と同じ自作の合成テスト画像
元画像の形式・ピクセル数・容量
JPEG・3600×2400px・3.27 MB

この検証の限界:この画像は、画質の差が見えやすいよう下部の約3分の1と右側の四角形をランダムなノイズで埋めています。ノイズは圧縮しにくいため、同じ寸法の一般的な写真とは容量の値が異なることがあります。品質ごとの容量の増減の傾向を見る目安としてご覧ください。

検証方法

同じ検証画像を、JPG圧縮ページなど本サイトのJPG関連ツールが内部で使っているのと同じブラウザのJPEGエンコーダー(Canvas APIのcanvas.toBlob("image/jpeg", quality))を使い、品質を100・90・80・70・60・50・40・30・20・10の10段階に固定してそれぞれ書き出しました。今回はリサイズ(縮小)は行わず、品質の違いのみを比較しています。

各品質での出力ファイルを実際に取得し、ファイル容量(バイト数)を確認しました。削減率は「(元の容量-変換後の容量)÷元の容量」で計算し、元画像より容量が増えた場合は増加率として表示しています。

比較表

項目元画像品質100品質90品質80品質70品質60品質50品質40品質30品質20品質10
実ファイル容量3.27 MB5.40 MB2.56 MB1.95 MB1.66 MB1.45 MB1.31 MB1.16 MB992.9 KB722.7 KB415.8 KB
削減率―+65%増加22%削減40%削減49%削減56%削減60%削減65%削減70%削減78%削減88%削減
画像寸法3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px3600×2400px

今回の検証ではリサイズを行っていないため、画像寸法はどの品質でも3600×2400pxのまま変化しません。

同じ部分を拡大した画質比較

第1弾記事と同じ、チェック柄+斜線の部分を同じ座標で切り出して比較しました。品質を下げるほど、境界部分ににじみが増えていきます。

元画像の同一箇所の拡大画像
元画像 3.27 MB
品質100の同一箇所の拡大画像
品質100 5.40 MB
品質90の同一箇所の拡大画像
品質90 2.56 MB
品質80の同一箇所の拡大画像
品質80 1.95 MB
品質70の同一箇所の拡大画像
品質70 1.66 MB
品質60の同一箇所の拡大画像
品質60 1.45 MB
品質50の同一箇所の拡大画像
品質50 1.31 MB
品質40の同一箇所の拡大画像
品質40 1.16 MB
品質30の同一箇所の拡大画像
品質30 992.9 KB
品質20の同一箇所の拡大画像
品質20 722.7 KB
品質10の同一箇所の拡大画像
品質10 415.8 KB

結果から分かったこと

今回の検証画像(元画像 3.27 MB)では、品質90で2.56 MB(22%削減)、品質50で1.31 MB(60%削減)、品質10まで下げると415.8 KB(88%削減)となり、品質を下げるほど容量は一貫して小さくなりました。

興味深いのは品質100の結果です。実ファイル容量は5.40 MBで、元画像より65%増加という結果になりました。これは元画像自体がすでに別のエンコーダーで圧縮されたJPEGであるためで、「品質100=一番小さくなる」わけではなく、むしろ元のファイルより大きくなることがある、という点が今回の実測から確認できました。

拡大比較画像では、品質70前後までは元画像とほぼ変わらない見た目を保っていますが、品質40を下回るあたりからチェック柄の境界ににじみが目立ち始め、品質10ではエッジ周辺の色のにじみがはっきりと確認できます。

用途別にどのJPEG品質を選ぶべきか

印刷や拡大表示など画質を優先したい場合は品質80〜90程度が無難です。今回の検証でも、この範囲では元画像と比べて大きな画質の劣化は見られませんでした。Webサイト掲載やSNS投稿など表示用途であれば、品質60〜70程度でも十分な見た目を保ちながら容量を抑えられます。

メール添付やフォームの容量制限に対応したい場合は、品質を数値で細かく調整するより、画像容量指定のように「目標容量」を指定して自動調整する方法が確実です。品質だけを直接指定したい場合はJPG圧縮ページをご利用ください。

この検証に関連するツール