ぎゅっと|画像・PDFツール

検証記事

同じ画像をJPG・PNG・WebPにすると、どれが一番軽い?実測比較

「写真的な画像」と「文字・図形が多い画像」の2パターンを実際にJPG・PNG・WebPへ変換し、実ファイル容量・削減率・画質の違いを比較しました。数値・比較画像はすべて実測結果です。

検証概要

検証日
2026年9月13日
検証主体
ぎゅっと|画像・PDFツール
使用ツール
画像形式変換(品質0.85=ツールの初期設定のまま使用)
検証画像
権利問題のない自作の合成画像2種類(写真的な画像/文字・図形が多い画像)
検証に使用した写真的な画像(自作の合成テスト画像)

パターンA「写真的な画像」:2400×1600px・PNG・7.84 MB(表示用に縮小。タップで元画像を開きます)

検証に使用した文字・図形が多い画像(自作の合成テスト画像)

パターンB「文字・図形が多い画像」:2400×1600px・PNG・70.9 KB

検証方法

上記2種類の元画像(いずれも無圧縮に近いPNG)を、画像形式変換ページと同じ変換処理(Canvas APIで描画し直してからJPG・PNG・WebPそれぞれの形式で書き出す。JPG・WebPは品質0.85=ツールの初期設定)で、各パターンをJPG・PNG・WebPの3形式にそれぞれ変換しました。

変換後の各ファイルを実際に取得し、ファイル容量(バイト数)を確認しました。削減率は「(元の容量-変換後の容量)÷元の容量」で計算し、元画像より容量が増えた場合は増加率として表示しています。

パターンA:写真的な画像の実測結果

グラデーションと淡いノイズだけで構成した、文字や直線を含まない画像です。実際のカメラ写真とは内容が異なるため、形式ごとの容量の差(特にJPGとWebPのどちらが小さくなるか)は、写真によって変わることがあります。

項目元画像(PNG)JPG(品質0.85)PNG(再書き出し)WebP(品質0.85)
実ファイル容量7.84 MB622.5 KB6.45 MB676.0 KB
削減率―92%削減18%削減92%削減
画像寸法2400×1600px2400×1600px2400×1600px2400×1600px

JPGが622.5 KB(92%削減)で最も小さく、WebPは676.0 KB(92%削減)とJPGにわずかに及びませんでした。PNGは6.45 MB(18%削減)にとどまり、写真的な画像ではPNGだけが大きく見劣りする結果になりました。

写真的な画像・元画像(PNG)の同一箇所の拡大画像
元画像(PNG) 7.84 MB
写真的な画像・JPGの同一箇所の拡大画像
JPG 622.5 KB
写真的な画像・PNGの同一箇所の拡大画像
PNG 6.45 MB
写真的な画像・WebPの同一箇所の拡大画像
WebP 676.0 KB

パターンB:文字・図形が多い画像の実測結果

白背景にフラットカラーの棒グラフ・太字の見出し・細い罫線を配置した画像です。

項目元画像(PNG)JPG(品質0.85)PNG(再書き出し)WebP(品質0.85)
実ファイル容量70.9 KB143.0 KB133.4 KB45.7 KB
削減率―+102%増加+88%増加36%削減
画像寸法2400×1600px2400×1600px2400×1600px2400×1600px

元画像(PNG)がもともと70.9 KBと小さく、JPGに変換すると143.0 KB(+102%増加)、PNGとして再書き出ししても133.4 KB(+88%増加)と、どちらも元画像より容量が増えました。WebPだけが45.7 KB(36%削減)と唯一容量を削減できました。

文字・図形が多い画像・元画像(PNG)の同一箇所の拡大画像
元画像(PNG) 70.9 KB
文字・図形が多い画像・JPGの同一箇所の拡大画像
JPG 143.0 KB
文字・図形が多い画像・PNGの同一箇所の拡大画像
PNG 133.4 KB
文字・図形が多い画像・WebPの同一箇所の拡大画像
WebP 45.7 KB

形式ごとの特徴

JPG

非可逆圧縮。今回の検証では写真的な画像で最も小さくなりましたが、文字・図形の多い画像では元のPNGより容量が増加しました。透過にも対応していません。

PNG

可逆圧縮。文字・図形の多い画像はもともと小さく収まりますが、写真的な画像では今回の検証でも際立って容量が大きくなりました。透過に対応しています。

WebP

今回の検証では、文字・図形の多い画像で唯一容量を削減できた形式でした。写真的な画像でもPNGより大幅に小さくなりましたが、JPGよりわずかに大きくなる場合もありました。透過にも対応しています。

検証から分かったこと

写真的な画像では、PNG(6.45 MB)がJPG(622.5 KB)の10倍以上の容量になりました。色が連続的に変化する画像に可逆圧縮のPNGを使うと大きくなりやすいという一般的な傾向を、今回の実測でもはっきり確認できました。

文字・図形が多い画像では逆の傾向が見られ、JPG・PNGとも元画像(70.9 KB)より容量が増加しました。特にJPGは非可逆圧縮であるにもかかわらず、フラットカラーと文字が多いこの画像では元のPNGより143.0 KBと大きくなり、「JPGにすれば必ず軽くなる」わけではないことが実測で分かりました。

今回の検証では、写真的な画像に限りJPGがWebPよりわずかに小さい結果になりました。「WebPは常にJPGより小さい」とは限らず、画像の内容によって結果が変わりうる点は留意が必要です。一方、文字・図形が多い画像ではWebPが唯一の削減という結果になり、こちらの用途ではWebPが明確に有利でした。

用途別のおすすめ

写真の場合

今回の検証結果ではJPGが最も軽くなりました。WebPも僅差で近い結果のため、画像の内容によってどちらが有利か変わる前提で、実際に変換して比較することをおすすめします。透過が必要な場合はPNGまたはWebPを選んでください。

文字・図形(スクリーンショット・チャートなど)の場合

今回の検証ではWebPが唯一容量を削減できました。JPGへの変換はかえって容量が増える場合があるため避け、PNGのまま扱う場合はPNG圧縮で追加の削減を試すとよいでしょう。

Web掲載用途の場合

今回の2パターンいずれでもWebPは安定して小さい結果を出しており、写真・文字図形が混在するWebサイトの画像を一括で軽量化したい場合は、まず画像形式変換でWebPに変換し、結果を見ながらJPG・PNGとの使い分けを検討するのが効率的です。

この検証で使用したツール